チョイス・ヒューマニタリアンとドテラ・インターナショナルの戦略的協力関係を通じてネパールの復興と経済機会の創出に貢献

 2015年9月10日 

ユタ州に拠点を置く国際非営利組織チョイス・ヒューマニタリアンおよび原料調達と優れた品質のエッセンシャルオイルの流通において世界をリードするドテラ・インターナショナルは、激しい地震の被害を受けたネパールにおいて新しいパートナーシップ活動を展開しています。
 
この協力関係を通じ、ドテラはコ・インパクトソーシングの取組みの一環としてネパールの農村に対する支援を行っています。ネパールの農村では、1日の村人の生活費が2ドル以下という厳しい貧困状況にあります。ドテラとのパートナーシップでは、特に農村地域で必要とされている重要な経済機会を提供しています。また、衛生的な水の供給状況の改善、教育、医療サービス等の提供を通じ、よりよい生活水準の確保に貢献しています。こうした活動は、「ジェンダー平等*1」を含む多くの国連ミレニアム開発目標*2の達成にも寄与するものです。*1ジェンダー：社会的・文化的に形成された男女の性区別　*2：国連の定めた21世紀の国際開発目標
 
これまで歴史的に、ネパールで収穫や農作業に従事する労働者は、仲介業者により収穫した農産物が一部しか買取られない状況や、期日の予測が不可能で不公平な代金の支払いを余儀なくされていました。ドテラのコ・インパクトソーシングを通じ、生産者は長期的な原料調達の契約や公正で遅滞のない報酬の支払いを受けることが可能となり、バリューチェーンに関わるあらゆる関係者が恩恵を受けられるようになりました。これにより、数百の家族が極貧から立ち上がる力を得て、食料、学用品、衣料品等を手に入れることができるようになりました。
 
「コ・インパクトソーシングの取組みにより、ネパールにおいて推定で1,075の雇用が創出されました。」とティム・バレンティナー原料調達担当ディレクターは言います。「2017年までには約2,800の雇用支援を通じて、14,000人がその恩恵を受けることになります。」
 
チョイス・ヒューマニタリアンは、農村地域のコミュニティーが持続可能な収穫方法を理解し、実践できるよう活動を行っています。さらに、ドテラ・ヒーリングハンズ基金と共に「チョイス・ヒューマニタリアン・リーダーシップモデル」に沿ったネパールの復興プロジェクトにも着手しています。
 
2015年4月25日および5月12日にネパールを襲った震災以降、ヒーリングハンズ基金とチョイス・ヒューマニタリアンは、緊急支援物資（毛布、ビニールシート、衛生キット）と食料のための支援金10万ドル（約1,130万円）、また仮設住宅200戸、テントの仮設学校15ヵ所、テントの仮設クラス500ヵ所の設置、エッセンシャルオイルの蒸留所の修復20ヵ所および新規設置４ヵ所のために追加支援金293,000ドル（約3,311万円）を寄付しました。「被災者はビニールシートの下でモンスーンを凌ぎ、家畜と生活しながら、生き延びるために可能な限りのことをしています。1日も早く日常生活を取り戻したいと願いながらも、先立つものが無い状況です。失ったものはあまりに大きいですが、私たちは甚大な被害を受けた被災地域の人々に希望を取り戻してもらうことを目指しています。」と創業役員のエミリー・ライトは語ります。
 
チョイス・ヒューマニタリアンは、村議会がコミュニティーのために資金や支援の提供者を調査・決定・確認できるよう、現在トレーニングを行っています。「トレーニングを受けた村議会は、地震災害に対し前向きに対応することができていました。」チョイス・ヒューマニタリアンの共同創設者ジェームズ・メイフィールドは言います。「村人は、政府の援助が到着する前に、瓦礫を撤去することや期待を持って再建活動を始めることを教わることができたのです。」
 
「人々を力づけ、経済的機会を提供し、持続可能な手法を教えることを通じた国際社会貢献に取り組むドテラの決意を讃えたいと思います。」チョイス・ヒューマニタリアンCEOリア・ベイカーは言います。「ドテラのチームは経済的機会が限られ、必要とされている遠隔地での機会創出に真摯に取り組んでいます。私たちはこのような献身的で感銘を与える会社とパートナーシップを組めていることに感謝しています。」
 
「結局のところ、世界を変えたいならば、人々を力づけることが必要なのです。」とドテラ創業役員のエミリー・ライトは語ります。「ドテラとして、農村地域において経済的機会を提供することに献身的に取り組んでいますが、特にネパールの女性を中心に支援を行っています。女性たちが厳しい貧困から家族を助け出すことができるからです。」